明けましておめでとうございます。
おかげさまでインベストラストは今年で17年目を迎えることができました。
これも一重にみなさまの日ごろのご愛顧の賜物と、心より感謝申し上げます。
昨年の東京市場は、日経平均が33年ぶりの高値水準をつけ、年間で28.24%も上昇したことに加え、TOPIXも年間で25.09%上昇し、投資家のみなさんにとって明るい一年となったのではないかと思われます。
また昨年から本格化し始めた賃上げや、企業業績の向上も引き続き期待されており、国内の経済活動がさらに上向き、投資環境も明るくなると考えられています。
その前提条件となっているのが、国内では賃上げの継続とインパウンド消費などで経済活動の活性化が続くと見られていること。
一方、海外ではアメリカの利下げが始まり、景気がスローダウンしてもソフトランディング(軟着陸)にとどまり、後退や悪化にはつながらないといった見方です。
ただ、米国の利下げと国内景気が上向くことで日銀の大規模緩和が終了し、金融政策が正常化に向かうことも考えられることから、円高になる可能性も否定できません。
他にも、ウクライナとロシアの戦争やイスラエルとハマスによる紛争が、他の中東諸国に拡大することも懸念されます。
そうしたなか、今年から新NISAがスタートします。このNISAをきっかけに投資を始める人も増えるのではないかと思われます。さらにNISAを活用して資産運用を本格的に始める投資家も増えそうですが、楽観的な見方だけでなく、リスクについてもしっかり考え、振り回されないようにしたいところです。
今年1年がみなさまにとって実り多き年になりますよう、祈念しております。
株式会社インベストラスト
代表取締役
福 永 博 之