マーケットコメント


テクニカル分析

2025-10-07

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7日、日経平均、TOPIXは連続で過去最高値を更新するも上ヒゲ陰線を形成

7日、前日の大幅高の流れが続いたことやナスダック総合やSOX指数が過去最高値を更新して終えていたことが東京市場の押し上げにつながった。日経平均、TOPIXともに買い先行で始まり、日経平均は昨年7月高値から今年4月安値までの値幅の50%高の水準を上回る場面があったが、買いが続かず上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。またTOPIXは昨年7月の高値から同年8月安値までの値幅の38.2%高の水準を上回る場面があったが、日経平均と同様に買いが続かず上げ幅を縮めた。午後に入ってからさらに上値が重たくなると、両指数ともにマイナスに沈んだがクロージング・オークションで買いが優勢となったことから、かろうじてプラスを維持して終えた。そうしたなか、日経平均、TOPIXともにそれぞれ節となるフィボナッチ水準に押し返されるとともに上ヒゲ陰線を形成し、ボリンジャーバンドの上向きの+2σに接近して終えた。一方、日経500は4営業日ぶりの反落となって上ヒゲ陰線を形成したが、昨年7月高値から同年8月安値までの値幅の23.6%高の水準を上回ったままで終えた。3指数揃って上向きの+2σに接近して終えており、明日以降、+2σ上を維持できるかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)