itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

20日、日経平均、TOPIXともに小幅安で始まったあと上げ幅を広げる展開となり、日経平均は33,853円をつけ、33年8ヵ月ぶりの高値水準をつける場面があった。ただ、買いが一巡すると売り物に押されて上げ幅を縮め、マイナスに沈んだ。また、午後に入ってから午前の安値を下回ると、下げ幅を広げたあと一旦買い戻されたが買いが続かず、売り物に押され今日の安値圏で終えた。ただ、上向きの5日移動平均線上を維持している。TOPIXと日経500も上ヒゲ陰線を形成するとともに、上向きの5日移動平均線上を維持して終えたものの、明日以降、3指数揃って5日移動平均線上を維持できるかが注目される。

【以下、会員向けコメント】
今日の東京市場は3指数揃って反落し、上ヒゲ陰線を形成する結果となりました。また、昨日指摘した、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ますと、低下が続いて、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインに接近している状況です。そんため、明日以降、3指数揃って5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイントです。仮に5日移動平均線上を維持するようですと、上昇トレンドが継続中と考えられる反面、株価が上向きの5日移動平均線を割り込むともに戻せなくなったり、モメンタムが低下して0ラインを割り込んだりするようですと、上昇が一服することが考えられますので、押し目買いは控えるか、下げ止まりを確認してから慎重に行うようにしたいところです。

※20日、17時17分更新