itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

2日、日銀が発表した9月調査の全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI（最近）が＋9（前回＋5）と、4ポイント上昇し、2四半期連続の改善となった。また、同非製造業は足元＋27（1991年11月調査以来）と前回の同＋23より4ポイント上昇し、10四半期連続のプラスで、6四半期連続の改善となった。先行きの業況判断については、同製造業は先行き＋10で前回の同＋9から1ポイント上昇する見込みとなり、最近との比較では1ポイント上昇する。大企業非製造業は最近＋27と前回の先行き同＋20ポイントより7ポイント上昇している反面、先行きは＋21と6ポイント低下する見込みとなっている。2023年度のソフトウェア・研究開発を含む設備投資計画（除く土地投資額）については、大企業全産業で前年度比＋13.1％となり、前回6月調査（同＋12.4％）を上回った。想定為替レートについては、2023年度を1ドル135円75銭（上期135円62銭、下期135円88銭）と、実際のレート（149円70銭台：2日18時48分）より円高水準に設定されており、通期の業績見通しや業績への実際の影響が注目される。
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