マーケットコメント


経済指標

2022-04-01

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1日、3月調査日銀短観、大企業製造業、同非製造業はともに7四半期ぶりの悪化

1日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が+14(前回+18)と、4ポイント低下し、7四半期ぶりの悪化となっている。一方、同非製造業は同+9と前回の+10より1ポイント低下し、4四半期連続のプラスとなったが、7四半期ぶりの悪化となった。先行きの業況判断については、同製造業は+9で前回の先行き+13から4ポイント低下する見通しとなり、足元より5ポイント低下する。同非製造業は+7と前回の先行き+9ポイントより2ポイント低下していることに加え、足元の+9ポイントより2ポイント低下する見込みとなっている。2022年度のソフトウェア・研究開発を含む設備投資計画(除く土地投資額)については、大企業全産業で前年度比+3.4%とプラスとなったが、前回6月調査(同+9.4%)を大きく下回った。想定為替レートについては、2022年度を1ドル111円93銭(上期111円92銭、下期111円95銭)と、実際のレート(122円70銭台:2日00時27分)より円高水準に設定されており、通期の業績見通しや業績への実際の影響が注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)