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マーケット情報

2025-12-01

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1日、大幅安、日経平均は5営業日ぶりの反落で5万円を割り込んで終了

1日、休み明けの東京市場は買い先行となり小幅高で始まったが、買いが続かず225先物にまとまった売り物がでてマイナスに沈むと、時間外の米国株先物がマイナスで推移していたこともあって、そのままズルズルと下げ幅を広げる展開となった。また、名古屋で10時から開催された金融経済懇談会で、植田日銀総裁が「利上げの是非について適切に判断したい」と発言したことが伝わると、債券が売られ10年債利回りが大きく上昇したことに加えドル円も円高に振れ、AIや半導体、輸出関連株などの売りにつながって下げ幅を広げた。一方午後に入ると、今度は植田日銀総裁の記者会見での発言がタカ派的と受け取られたことが引き金となって225先物が売られ、取引終了前に49,215円をつけるなど一時1,037円安となったあと下げ渋って終えた。そうしたなか業種別では、銀行、石油・石炭の2業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、鉱業、不動産、非鉄金属、電気機器、建設など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、住友電工、三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFGの4銘柄のみが値上がり。値下がりは、東京電力HDが-9.71%、フジクラが-8.94%、三井金属が-6.79%、三井E&Sが-5.87%、住友ファーマが-5.86%、キオクシアHDが-5.57%と下落が目立ち、アドバンテスト、三井海洋開発など26銘柄が安かった。日経平均株価の終値は49,303円28銭、-950円63銭、TOPIXの終値は3,338.33ポイント、-40.11ポイント。プライム市場の売買高は概算で21億67百万株、同売買代金は5兆3,835億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)