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2025-07-02

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2日、続落、日経平均は一時500円超の下げ幅となるも下げ渋って終了

2日、トランプ大統領が大統領専用機のなかで記者団の質問に答え、日米関税交渉の合意に懐疑的な見方を示したことや、関税率の引き上げにも言及したことなどが嫌気され、東京市場は大幅安で始まった。日経平均は300円超値下がりして始まり、そのまま39,444円をつけるなど一時541円安となる場面があった。ただ取引開始からさらに売り込む動きが見られなかったことに加え、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っていたことなどが買い戻しにつながると、徐々に下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後1時半過ぎにはTOPIXがしばらくプラスに浮上して推移していたが、半導体関連株の上値が重たかったことやTOPIXへの寄与度が高い任天堂や三菱重工などが下げ幅を広げたことから値を保つことができず、日経平均、TOPIXともに続落で終えた。そうしたなか業種別では、不動産、空運、紙・パルプ、ゴム、鉱業など24業種が値上がり。値下がりは、その他製品、機械、非鉄金属、精密機器など9業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、フジメディアHDが+6.77%と上昇が目立ち、ダイキン工業、ルネサスエレクトロニクス、KDDIなど10銘柄が高かった反面、川崎重工業が-5.00%と下落が目立ち、IHI、フジクラ、ディスコ、三菱重工業など20銘柄が安かった。日経平均の終値は、39,762円48銭、-223円85銭、TOPIXの終値は2,826.04 ポイント、-6.03ポイント。プライム市場の売買高は概算で19億23万株、同売買代金は4 兆8,488億円。
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