マーケットコメント


マーケット情報

2025-06-12

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

12日、5営業日ぶりの反落、メジャーSQを明日に控え利益確定売りが優勢

12日、米国市場で主要株価指数が下落して終えていたことや、為替市場で143円台をつけるなど円高に振れていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は小幅安、TOPIXは小幅高とまちまちで始まったあと、TOPIXは一時上げ幅を広げる場面があったが、日経平均が下げ幅を広げると、TOPIXも売り物に押されてマイナスに沈んだ。また、為替市場で143円70銭台まで円高が進むと、両指数ともに下げ幅を広げる展開となり、日経平均は38,102円をつけるなど一時319円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ渋った。ただ、明日のメジャーSQを控え、積極的な買いが入らなかったことに加え、時間外の米国株の先物がマイナス圏で推移していたことが重石となり、安値圏でもち合って終えた。そうしたなか業種別では、石油・石炭、鉱業、機械、銀行、その他製品など12業種が値上がり。値下がりは、サービス、化学、輸送用機器、ガラス・土石、紙・パルプなど21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ANYCOLORが+17.09%、住友ファーマが+16.95%、リミックスポイント(S)が+15.14%、名村造船(S)が+8.78%、メタプラネット(S)が+7.63%と上昇が目立ち、三菱重工業、川崎重工業など18銘柄が高かった反面、値下がりは、リクルートHD、ファーストリテイリング、信越化学など12銘柄となっている。日経平均株価の終値は38,173円09銭、-248円10銭、TOPIXの終値は2,782.97 ポイント、+5.75ポイント。プライム市場の売買高は概算で15 億27万株、同売買代金は3兆7,650億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)