マーケットコメント


マーケット情報

2025-06-09

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

9日、続伸、薄商いのなかハイテク株が買い戻され、日経平均は38,000円台を回復

9日、前週末に発表された雇用統計の結果が予想を上回り、労働市場の堅調さが確認されたことでNYダウなど主要指数が反発して終えていたことが東京市場の買い材料となった。買い先行となるなか、日経平均は38,000円台を回復して始まるとしばらくして38,178円をつけるなど一時436円高となる場面があったが、買いが一巡すると38,000円を下限とした狭いレンジでのもち合いが続いた。また、午後に入ってからは国内の買い材料が見当たらないことに加え、今晩に米中関税協議を控え様子見ムードが広がり、薄商いのなか、高値圏でもち合ったまま5月29日以来となる38,000円台を回復して終えた。そうしたなか業種別では、医薬品、その他製品、銀行、電気機器、情報・通信、非鉄金属など22業種が値上がり。値下がりは、紙・パルプ、鉄鋼、金属製品、海運など11業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メタプラネット(S)が+15.14%、ソシオネクストが+7.34%、大塚HDが+5.27%と上昇が目立ち、ソフトバンクG、アドバンテストなど23銘柄が高かった反面、メルカリ、QPS研究所(G)、三菱商事など6銘柄が安く、変わらずはソニーGとなっている。日経平均株価の終値は38,088円57 銭、+346円96銭、TOPIXの終値は2,785.41ポイント、+16.08ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億47百万株、同売買代金は3兆4,616億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)