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2025-06-02

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2日、米中関係のさらなる悪化への警戒や円高が重石となり大幅続落

2日、前週末にトランプ大統領が、米中で合意した関税交渉を中国が履行していないとSNSに投稿したことや、中国側がこれに反論したことなどから米中の関係がさらに悪化するのではないかといった見方が広がり、東京市場の売り材料となった。日経平均は313円安で始まったあと下げ幅を広げる展開になると、為替市場でドル売りが優勢となり、143円台後半から143円前半まで円高が進んで先物主導による売りが優勢となった。また午後の取引開始時には37,320円をつけるなど一時644円安となる場面があったが、取引終了にかけて下げ幅を縮めて終えた。ただ商いが大幅に減少して4兆円を割り込み、日経平均、TOPIXともに続落となった。そうしたなか業種別では、倉庫・運輸、建設、保険、不動産、石油・石炭の5業種が値上がり。値下がりは、ゴム、輸送用機器、精密機器、海運など28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メタプラネット(S)が+9.75%と、上昇が目立ち、富士通、住信SBIネット銀行など9銘柄が高かった。値下がりは、ソフトバンクG、リクルートHD、レーザーテックなど21銘柄となっている。日経平均株価の終値は37,470円67 銭、-494円43銭、TOPIXの終値は2,777.29ポイント、-24.28ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億00百万株、同売買代金は3兆8,398億円。
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