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マーケット情報

2025-01-27

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27日、TOPIXは続伸するも、半導体関連株の下落で日経平均は続落

27日、朝方は買い先行で始まり、日経平均は40,255円をつけ323円高となったが、週末に中国の新興企業DEEPSEEKが開発した生成AIが、米国製より安いコストで高い性能を実現したとニュースで伝わっていたことが半導体の設備投資に対する不安につながり、半導体関連や電線株が売られる展開となった。なかでも日経平均への寄与度が高いアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクGといった銘柄に加え、フジクラなどデータセンター関連株が大幅安となったことから値を保つことができず、日経平均はマイナスに沈んだ。ただ、プライム市場全体では8割程の銘柄が上昇していたためにTOPIXはプラスを維持して日経平均の下支えとなって午前の取引を終えた。一方、午後に入ると、時間外のナスダック100先物が下げ幅を広げていたことが今晩の米国市場に対する警戒につながると、国内の半導体関連株が下げ幅を広げ、結局今日の安値圏で取引を終えた。一方TOPIXは小幅反発となっている。そうしたなか業種別では、不動産、ゴム、陸運、鉄鋼、食料品など28業種が値上がり。一方値下がりは、非鉄金属、電気機器、機械など5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、KDDI、フジ・メディアHD、IHIなど13銘柄が高かった反面、古河電工が-11.27%、フジクラが-10.66%、アドバンテストが-8.61%、ソフトバンクGが-8.32%、TOWAが-6.10%と下落が目立ち、東京エレクトロン、日立など17銘柄が高かった。日経平均株価の終値は39,565円80銭、-366円18 銭、TOPIXの終値は2,758.07ポイント、+7.03ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億91百万株、同売買代金は4兆4,465億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)