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2025-01-10

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10日、3日続落、ファーストリテイリングの下落が指数を押し下げ大幅安

10日、米株式市場が休場で手掛かり材料不足となるなか、前日の取引終了後に業績を発表したファーストリテイリングの下落が指数を押し下げた。日経平均、TOPIXともに小幅安で始まったあと、売り物に押されて下げ幅を広げる展開となったが、売りが一巡すると買い戻されて午前の取引を終えた。ただ、午後に入ると、ファーストリテイリングが6%超の下落率で推移していたことに加え、TDKやKDDIといった日経平均への寄与度が高い銘柄が下げ幅を拡大したことからクロージング・オークションでこれらの銘柄に売り注文が集まり、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、その他製品、金属製品、精密機器、水産・農林の4業種が値上がり。値下がりは、海運、輸送用機器、医薬品、保険、銀行、サービスなど29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カバー(G)が+9.28%、野村マイクロ・サイエンスが+8.24%、アドバンテストが+5.12%と上昇が目立ち、セブン&アイHD、川崎重工業など13銘柄が高かった反面、ファーストリテイリングが-6.53%と下落が目立ち、KDDI、日立、トヨタ自動車など17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は39,190円40銭、-414円69 銭、TOPIXの終値は2,714.12ポイント、-21.80ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億36百万株、同売買代金は4兆2,835億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)