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2024-11-28

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28日、売り先行で始まるも半導体関連株が買い戻され3営業日ぶりの反発

28日、米国株の下落や円高を嫌気して東京市場は売り先行で始まった。日経平均は38,000円を割り込んで始まり、37,801円をつけるなど一時333円安となる場面があったが、直ぐに切り返すと徐々に下げ幅を縮めた。また10時半過ぎに、米ブルームバーグ通信が「米政府は追加の対中半導体規制を来週に発表する可能性があるが、以前想定されていたより厳しい措置には至らない」と報じたことが伝わると、買い戻しが優勢となり小幅安からプラスに浮上して午前の取引を終えた。また午後に入ってからも買いが続き、今度は343円高となったが、買いが続かず売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、その他製品、水産・農林、食料品、鉱業、その他金融などだった反面、上昇率が低かったのは、精密機器、不動産、サービス、機械、化学などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、KOKUSAIELECTRICが+12.64%、東京エレクトロンが+6.74%、SCREENHDが+6.25%と上昇が目立ち、サンリオ、ソシオネクストなど22銘柄が高かった反面、アドバンテスト、東京地下鉄、レーザーテックなど8銘柄が安かった。日経平均株価の終値は38,349円06銭、+214円09銭、TOPIXの終値は2,687.28ポイント、+21.94ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億89百万株、同売買代金は4兆1,774億円。
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