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マーケット情報

2024-10-21

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21日、反落、薄商いのなか上下に変動したあと取引終了間際の売り物に押される

21日、取引開始前、149円台半ばで推移していたドル円が売られ円高に振れていたことや国内金利が低下傾向にあったことなどから、銀行や証券、自動車といった時価総額が大きなセクターが売られており、TOPIXと日経平均は小幅安で始まったあと下げ幅を広げる展開となった。日経平均は38,775円をつけるなど一時206円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが優勢となった。また、中国人民銀行がLPR1年物と同5年物金利を引き下げると発表したことが買い戻しにつながり、プラスに浮上し130円超上昇して午前の取引を終えた。一方昼休み中の中国市場では、利下げが発表されたにもかかわらず香港ハンセンや上海総合指数がマイナス圏で推移していたことから225先物が売られると、上げ幅を縮めて午後の取引が始まり、上値の重たいままで取引終了時間が近づくとまとまった売り物に押され、結局小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、海運、ゴム、精密機器、サービスなど8業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、水産・農林、銀行、食料品、保険、機械など25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、霞ヶ関キャピタル、川崎汽船、楽天グループ、ディスコなど15銘柄が高かった反面、IHI、三菱重工業、川崎重工業、日本たばこ産業など15銘柄が安かった。日経平均株価の終値は38,954円60銭、-27円15銭、TOPIXの終値は2,679.91ポイント、-9.07ポイント。プライム市場の売買高は概算で15 億01百万株、同売買代金は3 兆4,127億円。
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