マーケットコメント


マーケット情報

2024-10-03

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

3日、大幅反発、日経平均は一時1,047円高となるも外部環境の不透明感から伸び悩み

3日、2日に日銀の植田総裁と面会した石破首相が「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」との認識を示したことや、米労働市場の動向を示すADP雇用報告が市場予想を上回ったことなどを受けドル円が147円台をつけ、円安が進んだことが東京市場の買い材料となった。日経平均は38,000円台を回復して始まると、上げ幅を広げて38,856円をつけるなど、一時1,047円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると、売り物に押されて徐々に上値が重たくなり、上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後に入ってからは、時間外の米先物がマイナスで推移していたことや、香港ハンセン指数が一時3%を超す下落率となっていたことに加え、中東情勢に対する警戒もあって伸び悩んで終えた。そうしたなか業種別では、保険、海運、医薬品、陸運など28業種が値上がり。値下がりは、紙・パルプ、銀行、鉄鋼、空運、その他金融の5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、霞が関キャピタルが+20.89%、ディスコが+7.99%、東京海上HDが+5.34%と上昇が目立ち、アドバンテスト、第一三共、レーザーテックなど22銘柄が高かった反面、みずほFG、日立、川崎重工業など7銘柄が安く、変わらずが三井住友FGとなっている。日経平均株価の終値は38,552円06銭、+743円30銭、TOPIXの終値は2,683.71ポイント、+31.75ポイント。プライム市場の売買高は概算で19億06百万株、同売買代金は4兆2,946億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)