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2024-09-09

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9日、日経平均は5日続落、TOPIXは4日続落一時1,100円超安となるも下げ幅縮小

9日、米8月雇用統計の結果が予想を下回ったことに加え、過去の非農業者部門雇用者数が下方修正されたことが景気悪化への警戒につながり、米主要3指数が大幅安で終えていたことやドル安が進行したことなどが東京市場の売り材料となった。日経平均は36,000円を割り込み585円安で始まったあと、下げ幅を広げる展開となり午前10時前には35,247円をつけるなど一時1,143円安となる場面があった。その後、為替市場でドル円が上昇して142円台後半をつけていたことや時間外のNYダウなどの先物がプラスで推移していたことなどが買い戻しにつながると下げ幅を縮めた。また、午後に入ると半導体関連株の比率が高い台湾加権指数が下げ幅を縮めていたことなどから、国内でも半導体関連株を中心に一段と買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めて終えた。ただ、日経平均は5日続落、TOPIXは4日続落となっている。そうしたなか業種別では、空運、精密機器、食料品、サービス、医薬品など9業種が値上がり。値下がりは、輸送用機器、保険、海運、銀行、鉱業、証券など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、さくらインターネットが+5.83%、メルカリが+5.14%と上昇が目立ち、セブン&アイHD、第一三共など10銘柄が値上がり。値下がりは、レーザーテック、東京電力HD、トヨタ自動車、ディスコ、ルネサスエレクトロニクスなど20銘柄となっている。日経平均株価の終値は36,215円75銭、-175円72銭、TOPIXの終値は2,579.73ポイント、-17.69ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億01百万株、同売買代金4兆0626億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)