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2024-07-12

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12日、大幅反落、日経平均は一時1,035円安となり今年最大の下げ幅を記録

12日、米6月CPIが予想を下回り、同長期金利が低下するとともにドルが下落して円高にふれていたことや、ナスダックやS&P500、SOX指数など連日過去最高値を更新していた指数が利益確定売りに押されて大幅安となっていたことが東京市場の売り材料となった。この日オプションやミニ先物のSQだった日経平均は売り先行となり、555円安で始まった。取引が始まったあとしばらくもみ合いが続いたが、売りが優勢になると下げ幅を広げ41,188円をつけるなど一時今年最大の下げ幅となる1,035円安となる場面があった。その後一旦買い戻されたが3連休入り前の週末とあって積極的な買いが続かず、午後に入ってからも売り物に押される展開となり今日のほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、不動産、水産・農林、サービス、建設など9業種が値上がり。値下がりは、保険、電気機器、海運、非鉄金属、銀行、機械、精密機器など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ローツェが-11.88%、ディスコが-8.77%、セブン&アイHDが-6.49%、東京エレクトロンが-6.18%、アドバンテストが-5.57%、ルネサスエレクトロニクスが-5.12%と下落が目立ち、ファーストリテイリング、東京海上HD、ソフトバンクGなど26銘柄が安かった。一方値上がりは、SHIFTが+17.46%、カバー(G)が+13.66%と上昇が目立ち、リクルートHD、三菱重工業など4銘柄となっている。日経平均株価の終値は41,190円68銭、-1,033円34銭、TOPIXの終値は2,894.56ポイント、-34.61ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億32百万株、同売買代金5兆2,369億円。
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