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マーケット情報

2024-07-11

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11日、米利下げ期待の高まりや米国株高を受け、日経平均は史上初の42,000円台

11日、東京市場は大幅高で3日続伸となり、日経平均は3日連続で過去最高値を更新。また史上初となる42,000円台に乗せて取引を終えた。注目されたパウエルFRB議長の議会証言を受け利下げ期待が高まったことからNYダウが大幅高となったことに加え、ナスダック総合やS&P500が連日で過去最高値を更新して終えていたことが、東京市場の買い材料となった。日経平均は史上初となる42,000円台に乗せて取引が始まると、42,426円をつけるなど一時594円高となる場面があった。その後は利益確定と見られる売り物に押され、上げ幅を縮めて午前の取引を終えたものの、午後に入ると他のアジア市場で香港ハンセンや上海総合指数が反発していたことや、業績発表に対する期待で押し目買いが入ってもち直し、過去最高値を3日連続で更新するとともにこの日の高値圏で終えた。TOPIXも連日で過去最高値を更新して終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、紙・パルプ、金属製品、医薬品、建設など29業種が値上がり。値さ下がりは保険、証券、商品、海運、銀行の4業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SUMCOが+5.89%、ソシオネクストが+5.59%と上昇が目立ち、ソニーG、ディスコ、ルネサスエレクトロニクスなど16銘柄が高かった反面、SHIFTが-26.22%と、値幅制限いっぱいまで売られ下落が目立ったほか、メルカリ、三菱重工業、MS&ADなど14銘柄が安かった。日経平均株価の終値は42,224円02銭、+392円03銭、TOPIXの終値は2,929.17ポイント、+19.97ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億07百万株、同売買代金4兆7,090億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)