マーケットコメント


マーケット情報

2024-07-08

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

8日、ETFの分配金捻出の売りで日経平均は安値引け、TOPIXもほぼ安値圏

8日、休み明けの東京市場は、ETFの分配金捻出による売り物を吸収できず、取引終了にかけて下げ幅を広げる展開となった。朝方は前日の終値を挟んだ方向感のない値動きとなっていたが、11時過ぎごろから先物主導で買いが優勢になると、午後に入って41,112円をつけるなど一時199円高となって取引時間中の過去最高値を上回る場面があった。一方、高値を上回った水準からはETFの分配金捻出の売りに対する警戒から、さらに買い上がる動きは見られず、マイナスに沈んだあとは取引終了にかけて売り物に押され、日経平均は安値引けとなった。また、TOPIXも続落となり今日のほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、倉庫・運輸、精密機器、医薬品、食料品など6業種が値上がり。値下がりは、海運、電気・ガス、鉄鋼、保険、銀行、輸送用機器など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダイドーリミテッド(S)が+10.32%と上昇が目立ち、ルネサスエレクトロニクス、三菱重工業、ソフトバンクGなど7銘柄が値上がり。値下がりは、川崎汽船、日本郵船、商船三井など23銘柄が高かった。日経平均株価の終値は41,780円70銭、-131円67銭、TOPIXの終値は2,867.61ポイント、-16.57ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億61百万株、同売買代金3兆9,025億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)