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マーケット情報

2024-07-01

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1日、続伸、一時300円を超す上げ幅となるも伸び悩み、TOPIXは年初来高値更新

1日、米国市場で主要指数は下落して終えていたものの、取引開始前に発表された日銀短観の大企業製造業が2四半期ぶりに上昇したことが好感されて買い優勢となり、ナイトセッションの225先物の終値にサヤ寄せする格好で取引が始まった。日経平均は39,800円台に乗せて始まり、その後は39,942円をつけるなど一時359円高となる場面があった。ただ、買いが一巡すると売り物に押されて上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また、午後に入ると上げ幅を縮めるとともにマイナスに沈んで45円安となったが、バリュー株が買われてTOPIXがプラスを維持していたことから売り込む動きは見られず、取引終了にかけてもち直し、結局小幅高で終えた。TOPIXは終値ベースの年初来高値を更新した。そうしたなか業種別では、海運、保険、石油・石炭、鉄鋼、鉱業、銀行など23業種が値上がり。値下がりは、精密機器、陸運、非鉄金属など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川崎汽船が+6.84%と上昇が目立ち、MS&AD、三菱商事、日立、日本郵船など21銘柄が値上がり。値下がりは、レーザーテック、リクルートHD、名村造船所など8銘柄、変わらずが信越化学となっている。日経平均株価の終値は39,631円06銭、+47円98 銭、TOPIXの終値は2,824.28ポイント、+14.65ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億28百万株、同売買代金3兆8,632億円。
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