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2024-06-13

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13日、米ハイテク株の上昇を好感して始まるも買いが続かず続落で終了

13日、大幅な反発で始まったあとマイナスに沈み、続落となった。注目された米FOMCで、年内の利下げ予想が従来の3回から1回に引き下げられたものの、5月消費者物価指数が予想を下回り、過度なインフレへの警戒が後退したことや長期金利が低下したことなどを受け、ナスダック総合やS&P500が過去最高値を3日連続で更新して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は305円高で始まったあと上げ幅を広げ、39,252円をつけるなど一時375円高となる場面があったが、買いが一巡すると徐々に売り物に押され上げ幅を縮める展開となり、マイナスに沈んで午前の取引を終えた。また午後に入ってからは、国内の買い材料が乏しいなか、日銀金融政策決定会合の結果発表を明日に控え様子見ムードが広がり、マイナス圏でのもみ合いが続いたあと、今日の安値圏で取引を終えた。そうしたなか業種別では、機械、サービスの2業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、保険、鉄鋼、輸送用機器など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カバー(G)が+7.64%と上昇が目立ち、ルネサスエレクトロニクス、ディスコ、三菱重工業など13銘柄が値上がり。値下がりは、名村造船所が-9.36%、北海道電力が-5.91%と下落が目立ち、東京電力HD、トヨタ自動車など17銘柄となっている。日経平均株価の終値は38,720円47銭、-156円24 銭、TOPIXの終値は2,731.78ポイント、-24.66ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億18百万株、同売買代金3兆9,883億円。
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