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2024-06-10

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10日、反発、GDP改定値の上振れや金利の上昇が買い材料となるも商いは減少

10日、米5月雇用統計の結果が予想を上回ったことを受けて金利が上昇し、米主要指数が下落して終えていたものの、取引開始前に発表された1-3月期GDPが予想を上振れたことや、GDPの内訳で設備投資がマイナスながらも上方修正されたことなどが好感され、取引開始直後に先物主導で上げ幅を広げた。また、その後、円安や国内長期金利が1%台に乗せるなど、金利の上昇が追い風となって金融セクターが買われると、指数も高値圏でのもち合いとなった。また、午後に入ると、昼休み中の先物が午前の高値を上回るなど上げ幅を広げていた流れが続き、日経平均は5月23日以来となる39,000円台を回復し、今日のほぼ高値で終えた。ただ、売買代金は今年最低となっている。そうしたなか業種別では、保険、石油・石炭、倉庫・運輸、輸送用機器、非鉄金属など32業種が値上がり。値下がりは海運のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アストロスケールHDが+23.49%、名村造船所が+17.03%と上昇が目立ち、日立、レーザーテック、ソシオネクストなど23銘柄が値上がり。値下がりは、北海道電力、日本郵船、川崎汽船、ディスコなど7銘柄が安かった。日経平均株価の終値は39,038円16銭、+354円23 銭、TOPIXの終値は2,782.49ポイント、+27.46ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億29百万株、同売買代金3兆3,195億円。
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