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マーケット情報

2024-06-05

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5日、続落、金利低下と円高や半導体関連株の下落で戻りを押さえられ終了

5日、米4月雇用動態調査で、求人件数が予想を下回ったことからインフレに対する警戒が薄れ、米長期金利が低下してNYダウなど主要指数が揃って上昇して終えていたものの、国内の金利も低下したことが金融セクターの売り材料となり、TOPIXの押し下げ要因となった。また、NY市場でドルが売られ、対円で154円台半ばまで下落して1円超円高に振れていたことや、SOX指数が下落して終えていたことに加え、レーザーテックに対して空売り投資家として知られるスコーピオン・キャピタルがレポートで売りを表明したことなどが重なり、東京市場は続落で取引が始まった。日経平均は183円安で始まったあと下げ幅を広げる展開となり、38,343円をつけるなど一時493円安となる場面があった。その後下げ渋ったが上値も重く、節目の38,500円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、医薬品、不動産、情報・通信、電気ガスなど6業種が値上がり。値下がりは、保険、鉄鋼、鉱業、海運、非鉄金属、輸送用機器、銀行、石油・石炭など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レーザーテックがトップで-7.54%、MS&ADが-5.02%と下落が目立ち、リクルートHD、TOWA、名村造船所(S)など26銘柄が値下がり。値上がりは、ソフトバンクG、ソニーG、ファーストリテイリングの3銘柄で、本日IPOのアストロスケールHD(G)が変わらずとなっている。日経平均株価の終値は38,490円17銭、-347円29 銭、TOPIXの終値は2,748.22ポイント、-39.26ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億17百万株、同売買代金4兆6,224億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)