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2024-06-04

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4日、3営業日ぶりの反落、一時38,600円を割り込むも下げ渋って終了

4日、米経済指標が予想を下回ったことが材料となり、米長期金利は低下したものの、景気に対する不安でNYダウが下落して終えていたことなどが東京市場の売り材料となった。日経平均は売り先行で始まったあと、徐々に売り圧力が強まって下げ幅を広げると、38,591円をつけるなど一時331円安となる場面があったが、他のアジア市場で香港ハンセンや上海総合がプラス圏で推移しており、米国株の下落の影響が限定的だったことに加え、国内10年物利付国債に入札が好調だったことが長期金利の低下につながると、先物主導で買い戻されて下げ幅を縮めた。また、午後に入ってからも買い戻しが続き、27円安まで下げ幅を縮めたが買いが続かず、戻し切れず3営業日ぶりの反落となった。そうしたなか業種別では、その他製品、サービス、不動産、空運、倉庫・運輸など11業種が値上がり。値下がりは、鉱業、石油・石炭、保険、電気・ガス、銀行、卸売など22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱重工業、リクルートHD、メルカリ、任天堂など9銘柄が高かった反面、北海道電力、レーザーテック、INPEX、三井物産など21銘柄が安かった。日経平均株価の終値は38,837円46銭、-85円57 銭、TOPIXの終値は2,787.48ポイント、-10.59ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億04百万株、同売買代金4兆2,707億円。
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