マーケットコメント


マーケット情報

2024-05-30

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

30日、日経平均は一時900円超下落して38,000円を割り込むも下げ渋って終了

30日、米国債の入札が不調となり、長期金利が上昇したことが嫌気され、NYダウが1%を超す下落となっていたことや、半導体関連株の値動きを示すSOX指数が2%近い下落となっていたことなどが東京市場の売り材料となった。日経平均は400円を超す下落で取引が始まったあと、半導体関連株が売られて下げ幅を広げる展開となった。また、米顧客情報管理大手のセールスフォースが、日本時間の取引開始前に市場予想を下回る業績見通しを発表し、時間外のアメリカ市場で先物とともに下落していたことも上値の重石となり、日経平均は37,617円をつけるなど一時939円安となる場面があった。一方、38,000円を大きく割り込んだ水準では買い戻しや押し目買いが入り、400円安まで下げ幅を縮めたが、今晩の米国市場に対する警戒から上値が重く、戻し切れずに終える結果となった。そうしたなか業種別では、その他製品、紙・パルプ、倉庫・運輸、繊維、水産・農林など8業種が値上がり。値下がりは、鉱業、海運、非鉄金属、卸売、電気・ガスなど25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテストが-6.11%、北海道電力が-5.52%と下落が目立ち、東京電力HD、TOWA、三菱電機など23銘柄が値下がり。値上がりは、日本郵政、三菱重工業、ソニ―Gなど7銘柄となっている。日経平均株価の終値は38,054円13銭、-502円74銭、TOPIXの終値は2,726.20ポイント、-15.42ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億08百万株、同売買代金4兆3,985億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)