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2024-04-11

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11日、まちまち、大幅安で始まるも日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは反発

11日、注目された米3月消費者物価指数の結果が予想を上回ったことから、インフレの鎮静化に時間がかかるとの見方が広がり、6月のFOMCでの利下げ期待が後退したことに加え、NYダウなど主要3指数が揃って下落して終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は大幅安で始まったあとさらに売り物に押され、39,065円をつけるなど一時516円安となる場面があったが、売りが一巡すると、これから本格化する業績発表への期待で買い戻される展開となった。また米長期金利の上昇を受け、為替市場でドルが円に対して上昇し、152円台後半をつけていたことが自動車などの輸出関連株や銀行などの金融セクターの買いにつながると、午後に入ってTOPIXがプラスに浮上し、日経平均は下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、電気・ガス、銀行、非鉄金属、輸送用機器など17業種が値上がり。値下がりは、不動産、小売、精密機器、情報・通信、紙・パルプなど16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、北海道電力が+7.36%と上昇が目立ち、ソシオネクスト、INPEX、三井E&Sなど13銘柄が高かった反面、セブン&アイHD、さくらインターネット、三井不動産など17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は39,402円63銭、-139円18銭、TOPIXの終値は2,746.69ポイント、+4.17ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億07百万株、同売買代金4兆1,293億円。
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