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2024-04-05

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5日、大幅反落、米国株安を受け日経平均も下落し39,000円を割込んで終了

5日、地政学リスクの高まりから原油価格が上昇したことからインフレへの警戒が高まったことや、カシュカリミネアポリス連銀総裁が年内の利下げに否定的な発言をしたことから、米主要3指数が揃って1%を超す下落率となっていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は下落率が大きかったナスダック総合に連動するかたちで半導体関連株が売られ、535円安で始まったあと下げ幅を広げる展開となり、午前の取引終了前に38,774円をつけるなど一時998円安となる場面があった。午後に入ると買い戻しが入って下げ幅を縮めたものの買いが続かず、戻りは限定的となり3月15日以来となる39,000円割れで終えた。そうしたなか業種別では、繊維、陸運、石油・石炭、空運など8業種が値上がり。値下がりは、精密機器、証券、商品、電気機器、機械、電気・ガスなど25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三井E&S、日立、小林製薬など5銘柄が高かった反面、TOWAが-8.20%、東京電力HDが-5.83%、東京エレクトロンが-5.60%と下落が目立ち、キーエンス、アドバンテスト、SCREENHDなど24銘柄が安く、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は38,992円08銭、-781円06銭、TOPIXの終値は2,702.62ポイント、-29.38ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億26 百万株、同売買代金4兆5,108億円。
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