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2024-04-03

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3日、日経平均は一時621円安となるも戻りは限定的で反落、TOPIXは3日続落

3日、好調な米経済指標の結果が続いたことからFRBによる利下げの時期がさらに後ずれするのではないかといった見方が広がり、米長期金利が上昇してNYダウなど主要株価指数が下落したことが東京市場の売り材料となった。日経平均は335円安で始まったあとさらに下げ幅を広げ、39,217円をつけるなど一時621円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻され下げ幅を縮めた。ただ、米長期金利が上昇したにもかかわらずドルの上昇が限定的だったことから買いが続かず、上値の重たさが嫌気されると再び売り物に押されて終えた。一方TOPIXはプラスに浮上する場面があったが、値を保つことができず3日続落となっている。そうしたなか業種別では、鉱業、電気・ガス、海運、銀行など15業種が値上がり。一方値下がりは、その他製品、精密機器、鉄鋼、情報・通信、電気機器、不動産など18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、伊藤忠が+6.37%と上昇が目立ち、JR東海、東京電力HD、三井住友FGなど8銘柄が値上がり。一方値下がりは、ソラコム(G)が-15.87%、さくらインターネットが-8.80%、三井E&Sが-6.40%、霞ヶ関キャピタルが-5.67%と下落が目立ち、任天堂、ファーストリテイリングなど22銘柄が安かった。日経平均株価の終値は39,451円85銭、-387円06銭、TOPIXの終値は2,706.51ポイント、-7.94ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億97 百万株、同売買代金4兆7,608億円。
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