マーケットコメント


マーケット情報

2024-03-27

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

27日、大幅高、配当や優待の権利取りや34年ぶりの円安が買い材料

27日、3月期決算企業の権利付き売買最終日となるなか、小幅高で始まったあと、徐々に上げ幅を広げる展開となった。また、為替市場で円安が進み、一時151円97銭をつけるなど34年ぶりの円安水準をつけたことが輸出関連株の買いにつながり上げ幅を広げる展開となった。一方、円安を受け鈴木財務相の発言が伝わり、為替介入への警戒感が高まって円買いが進んだものの、午後に入ってからは配当や優待の権利取りの買いが膨らむと、日経平均は40,979円をつけるなど一時581円高となる場面があったが、取引終了前に利益確定と見られる売り物に押されて上げ幅を縮めて終えた。日経平均は反発、TOPIXは続伸で終えた。そうしたなか業種別では、不動産、その他製品、保険、紙・パルプなど32業種が値上がり。値下がりは電気・ガスのみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダイキン、日経レバレッジETF、日立、東京エレクトロンなど20銘柄が値上がり。値下がりは、三井E&Sが-7.74%と下落が目立ち、小林製薬、ソシオネクストなど10銘柄が安かった。日経平均株価の終値は40,762円73銭、+364円70銭、TOPIXの終値は2,799.28ポイント、+18.48ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億96 百万株、同売買代金5兆2,189億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)