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マーケット情報

2024-03-25

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25日、76%の銘柄が下落、日経平均は5営業日ぶり、TOPIXも7営業日ぶりの反落

25日、4万円台を回復してから4営業日となるなか、円安けん制発言による円の上昇や年度末の利益確定と見られる売り物に押される展開となった。取引開始前に神田財務官が過度な円安は容認できないなどと発言したことがきっかけとなって円が買われ、対ドルで151円手前まで上昇したことが半導体関連や自動車関連株などの利益確定売りの材料になると、日経平均は小幅安で始まったあと、しばらくしてさらに下げ幅を広げて午前の取引を終えた。また、午後に入ると、年度末で利益確定と見られる売り物に押され、プライム市場全体の76%が下落するなどマイナスに転じる銘柄が増えると、取引終了にかけてさらに下げ幅を拡大して終えた。日経平均は安値引け、TOPIXもほぼ安値で終えている。そうしたなか業種別では陸運、その他金融、石油・石炭など5業種が値上がり。値下がりは、精密機器、サービス、不動産、銀行、化学など28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソシオネクスト、アドバンテスト、三井E&Sなど6銘柄が値上がり。値下がりは、三井不動産、ソニーG、野村マイクロ・サイエンスなど23銘柄、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は40,414円12銭、+474円31銭、TOPIXの終値は2,777.64ポイント、+35.58ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億10 百万株、同売買代金4兆3,417億円。
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