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2024-03-19

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19日、日銀による金融政策の変更を受け円安が進み、日経平均は4万円を回復

19日、日銀金融政策の結果発表を前に東京市場は売り先行で始まり、日経平均はマイナス圏での値動きが続いた。またTOPIXは前日の終値を挟んだ方向感の無い値動きが午前の取引終了まで続いたが、午後の取引が始まってしばらくして日銀がマイナス金利解除を決定したと伝わると、先物主導による上下の激しい値動きが発生したあと、為替市場でドルが買われ、150円台をつけるなど円安に振れたことが買いにつながり、日経平均も下げ幅を縮める展開となった。また、午後1時半過ぎには前日の終値近辺からプラス圏で水準を切り上げるなか、取引終了間際の買い物で3月6日以来となる4万円台に乗せて終えた。またTOPIXは昨年来高値を更新して終えている。そうしたなか業種別では、不動産、鉱業、輸送用機器、ゴム、その他金融、石油・石炭、鉄鋼など30業種が値上がり。値下がりは、海運、医薬品、銀行の3業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、さくらインターネットが+6.02%、三井不動産が+5.38%と上昇が目立ち、ニデック、レーザーテック、住石HDなど22銘柄が値上がり。値下がりは、東京電力HD、川崎汽船、三井E&Sなど8銘柄となっている。日経平均株価の終値は40,003円60銭、+263円16銭、TOPIXの終値は2,750.97ポイント、+28.98ポイント。プライム市場の売買高は概算で19億32 百万株、同売買代金5兆2,007億円。
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