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2024-02-01

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1日、反落、FOMCの結果を受け米利下げ期待が後退したことや円高傾向が重石

1日、注目された米FOMCの結果やパウエルFRB議長の会見での発言を受け、利下げ期待が後退したことからNYダウなど主要株価指数が揃って下落して終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は反落して始まり、36,000円を割り込んだが、国内企業の業績発表が本格化するなか、期待もあって36,000円を挟んで強弱が対立する値動きとなった。一方、為替市場でドル円が146円台で推移するなど円高で推移していたことが上値の重石になると、午後に入って35,924円をつけるなど一時362円安となる場面があったが、時間外のNYダウ先物がプラス圏で推移していたことなどが買い戻しにつながり、下げ渋って終えた。そうしたなか業種別では、空運、証券、商品、陸運、食料品、医薬品、倉庫・運輸など8業種が値上がり。値下がりは、保険、ゴム、機械、輸送用機器、精密機器、不動産など25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、QPS研究所(G)が+6.75%、野村HDが+5.15%、第一三共が+5.13%と上昇が目立ったほか、JR東日本、スクリーンHDなど10銘柄が高かった反面、レーザーテックが-5.03%と下落が目立ったほか、東京電力HD、ルネサスエレクトロニクス、小松製作所など19銘柄が安く、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は36,011円46銭、-275円25銭、TOPIXの終値は2,534.04ポイント、-17.06ポイント。プライム市場の売買高は概算で17億77百万株、同売買代金4兆5,809億円。
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