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2022-05-10

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10日、続落、米国株安で売られるもアジア市場の反発などが支えとなり下げ渋る

10日、米長期金利の上昇を受けナスダック総合などハイテク株が売られ、米主要3指数が揃って年初来安値を更新したことが売り材料となった。日経平均は170円安で始まると、そのまま下げ幅を広げる展開となり、25,773円をつけるなど一時545円安となる場面があった。その後26,000円を割り込んだ水準でしばらくもみ合いが続いていたが、遅れて始まった他のアジア市場で、上海総合や香港ハンセン指数が下落して始まったあと下げ幅を縮めていたことが下支えとなり、東京市場も下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。一方昼休み中の225先物が弱含んでいたことから、午前の終値を下回って始まったが売り込む動きは見られず、時間外のダウ先物がプラス圏で推移していたことを受け取引終了にかけて下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、金属製品、電気・ガス、ガラス・土石など11業種が値上がり。一方値下がりは鉱業、卸売、海運、石油・石炭、非鉄金属など22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、住友商事、INPEXの下落が目立ち、三菱商事、三井物産、商船三井などが安かった反面、川崎汽船の上昇が目立ち、キヤノン、メルカリ(G)、ヤマダHDなどが高かった。日経平均株価の終値は26,167円10銭、-152円24銭、TOPIXの終値は1,862.38ポイント、-16.01ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億72百万株、同売買代金3兆2,345億円。
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