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マーケット情報

2021-10-21

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21日、大幅安で3日ぶりの反落、午後に先物主導で下げ幅を拡大して終了

21日、前日の上値の重たい流れが続き、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は100円程のマイナスで始まり、しばらくもみ合いが続いたあと34円安まで下げ幅を縮める場面があったが、中国の不動産大手恒大集団に対する警戒もあって買いが続かず戻しきれずに午前の取引を終えた。一方午後に入ってからは戻りの鈍さが嫌気されると、先物主導で売り圧力が強まり、午後1時過ぎごろから急速に下げ幅を広げると、取引終了にかけて下げ止まらず、日経平均は500円を超える下落幅で終える結果となった。そうしたなか33業種すべてが値下がり。下落率が大きかったのは、空運、精密機器、電気機器、輸送用機器、海運、金属製品などだった反面、小さかったのは、石油・石炭、紙・パルプ、水産・農林、非鉄金属、鉱業などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、グローバルウェイ(マザーズ)が+28.21%と上昇が目立ったほか、日経平均ベア2倍、KDDIなどが高かった反面、レーザーテックの下落が目立ち、東京エレクトロン、日経レバレッジETF、SUMCO、アドバンテストなどが安かった。日経平均株価の終値は29,255円55銭、+40円03銭、TOPIXの終値は2,027.67ポイント、+1.10ポイント。売買高は概算で11億17百万株、売買代金2兆7,099億円。
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