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マーケット情報

2021-10-01

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1日、米株安や景気減速に対する警戒で東京市場は大幅安となり5日続落で終了

1日、米議会でつなぎ予算案が可決され、連邦政府の閉鎖は一旦回避されたものの債務上限引き上げについては目途が立っておらず、これを嫌気した米国株の大幅安が嫌気されたことに加え、取引開始前に発表された日銀短観で、先行きの景況感が予想を下回ったことが景気減速懸念につながり、売り圧力が強まった。日経平均は217円安で始まったあと、一旦買い戻されて下げ幅を縮める場面があったが、プラスに浮上できなかったことから売り物が優勢になると、断続的な売り物に押される展開となり29,000円を割り込んで午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも売りが止まらずに下げ幅を広げると、28,680円をつけ771円安となる場面があった。その後は取引終了にかけて下げ渋ったものの5日続落で終えた。そうしたなか業種別では鉱業のみが値上がり。値下がりは、その他製品、金属製品、倉庫・運輸、卸売、機械、精密機器、ゴム、不動産など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで、-4.88%となったほか、任天堂が-8.73%と下落が目立ち、村田製作所、ベイカレントコンサルティング、SUMCO、川崎汽船などが安かった。一方値上がりは、日経ダブルインバース、楽天225ダブルベアの2銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は28,771円07銭、-681円59銭、TOPIXの終値は1,986.31ポイント、-43.85ポイント。売買高は概算で13億84百万株、売買代金3兆5,442億円。
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