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マーケット情報

2021-07-09

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9日、3日続落、米国株安が重しとなり日経平均は一時698円安となるも下げ渋る

9日、米国市場の下落を嫌気して東京市場は3日続落で始まった。日経平均は378円安で始まると、その後は下げ幅を広げる展開となった。また、時間外のNYダウ先物がマイナスで推移していたことに加え、寄付き直後のSQ値(推定値)を下回って推移したことも売り圧力が強まる要因となり、午前の取引終了前には27,419円をつけるなど一時698円安となる場面があった。一方午後に入ると、買い戻しが優勢となってしばらくもみ合っていたが、他のアジア市場で香港ハンセン指数がプラスに浮上したことや、上海総合指数も下げ幅を縮めて推移したことに加え、日銀のETF買いへの期待で下げ渋ると、取引終了にかけて一気に下げ幅を縮めSQ値を上回って終えた。また、ETFの分配金捻出に伴う換金と見られる売りが取引終了時に出て、売買代金が3兆円を上回った。そうしたなか業種別では鉱業、空運、陸運、その他金融、など7業種が値上がり。一方値下がりは、機械、ゴム、海運、不動産、倉庫・運輸など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、コラントッテ(マザーズ)、ダイキン工業、ファナック、レノバなどが安かった反面、レーザーテック、エーザイ、日立などが高かった。日経平均株価の終値は27,940円42銭、-177円61銭、TOPIXの終値は1,912.38ポイント、-7.94ポイント。売買高は概算で14億25百万株、売買代金3兆3,239億円。
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