マーケットコメント


テクニカル分析

2020-12-21

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

21日、日経平均、TOPIXともに下ヒゲ陰線を形成し、日経平均は5日MAを下回る

21日、取引開始時は、米追加経済対策について与野党が大筋で合意したと伝わったことから東京市場は買い先行で始まった。日経平均はボリンジャーバンドの+1σに接近して始まり、一時+1σを上回る場面があったが、買いが続かず+1σに押し返される展開となった。また、マイナスに沈むと下げ幅を広げ、上向きの25日移動平均線に接近して午前の取引を終えた。一方、午後に入って日銀によるETF買いが入り、下げ幅を縮めて取引がスタートすると、そのままじわじわと下げ幅を縮め、下ヒゲ陰線を形成して終えた。一方TOPIXは前営業日の高値を上回って始まり、下向きの+2σに接近する場面があったが、届かずに上げ幅を縮める展開になるとマイナスに沈んだ。さらに午後に入ると、日経平均と同様に下げ幅を縮めて始まり、そのまま下ヒゲ陰線を形成して終えている。日経平均は+1σと5日移動平均線を下回ったものの、TOPIXは5日移動平均線上を維持しており、明日以降、どちらの指数にサヤ寄せするかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)