マーケットコメント


テクニカル分析

2020-03-04

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4日、まちまちとなるも、両指数ともに上ヒゲ陽線を形成して終了

4日、新型肺炎の感染拡大による経済への悪影響を警戒し、FRBが0.5%の緊急利下げを発表したものの、NYダウなど主要3指数は揃って下落して終えていたことから、東京市場も売り先行で始まった。日経平均、TOPIXともに前日の安値を下回って始まったことから、下落が加速するのではないかと懸念されたが、日経平均が3月2日の安値に接近したところで下げ止まって切り返すとTOPIXも下げ止まり、下げ幅を縮める展開となった。また、日経平均は前日の終値を上回ってプラスに浮上したあと上げ幅を広げるなど強含み、下向きの5日移動平均線やボリンジャーバンドの同-2σに接近する場面があった。ただ、TOPIXの戻りが鈍く上値が重たかったことから両指数とも伸び悩み、上ヒゲ陽線を形成して終えた。明日以降、両指数ともに低下中の-2σや5日移動平均線を上回ることができるかが注目される。
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