マーケットコメント


テクニカル分析

2020-03-02

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2日、続落で始まり前週末の安値を割り込むも61.8%押しの水準を維持して終了

2日、前週末までの下落の流れが続いたことや、取引開始前に円高に振れていたことが重石となって東京市場は続落で始まった。日経平均は売り先行で始まり、2018年12月の安値から今年1月の高値までの値幅の61.8%押しの水準を下回って始まったが、直ぐに下げ幅を縮める展開となった。また、10時前に日銀黒田総裁が「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針だ」とした談話を発表したことが伝わると、マイナスからプラスに転じて午前の取引を終えた。また午後も上げ幅を広げると、同期間の半値押し水準(21,532円)を上回る場面があったが、北朝鮮が飛翔体を発射したことが伝わると伸び悩み、61.8%押しの水準上を維持したが、50%押しの水準で押し返され、上ヒゲ陽線を形成して終えた。一方TOPIXも売り先行で始まり、2018年12月の安値から2019年12月の高値までの値幅の76.4%押し水準で始まると、直ぐに切り返す展開となり、日経平均と同様にマイナスからプラスに転じ、こちらは61.8%押しの水準を上回る場面があったものの押し返され、上ヒゲ陽線を形成して終えた。両指数ともに上ヒゲを形成しており、明日以降価格を維持できるかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)