itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

21日、NY市場が休場で材料不足となるなか、日経平均が前日に終値ベースの年初来高値を更新したこともあって、日経平均、TOPIXともに売り先行となり、小幅安で取引が始まった。小幅安で始まったあと、5日移動平均線上を維持して推移していたものの、日経平均が前日の安値を割り込んだことに加え、新型肺炎の拡大が懸念されるなか、香港のプレオープニングが始まる10時を過ぎると、ハンセン指数が下落して始まると同時に225先物にまとまった売り物が出て、下げ幅を広げる展開となった。また、下げ幅を広げる場面では、両指数ともに25日移動平均線に接近したり、午後に入ってからも売り直されたりする場面があったが、TOPIXが午前の安値を割り込まなかったこともあって、かろうじて5日移動平均線上を維持して終えた。一方、日経平均は5日移動平均線を大きく割り込んで、25日移動平均線に接近して終えている。明日以降、25日移動平均線上を維持できるかが注目される。
（インベストラスト会員向けコメントあり）