マーケットコメント


テクニカル分析

2019-09-30

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30日、続落となるも9月の月足は上ヒゲ陽線を形成し、TOPIXは12ヵ月MA上を回復

30日、一部報道で米国政府が対中証券投資の制限を検討していると伝わったことが嫌気され、米主要株価が下落して取引を終えるなか、東京市場も売り先行で始まった。日経平均、TOPIXともに前日の安値近辺で始まると、午前中は狭いレンジでのもみ合いが続けていたが、戻りの鈍さや上値の重たさが嫌気されると、午後に入って午前や前週末の安値を割り込み、下げ幅を広げる展開となった。また8月6日の安値から9月19日の高値までの値幅の23.6%押しの水準を割り込む場面があったが、取引終了にかけて買い戻しが入りこの水準を上回って終えた。一方TOPIXは8月6日安値から9月26日高値までの値幅の23.6%押しの水準を下回ったままとなり、終値で上回ることはできなかった。そうしたなか、月足では上ヒゲ陽線を形成して、TOPIXは60ヵ月や12ヵ月移動平均線上を上回って終えており、10月に入ってからもこれらの水準を上回って維持することができるかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)