マーケットコメント


テクニカル分析

2019-07-31

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31日、反落。日経平均は月足で下ヒゲ陰線を形成し12、24ヵ月MA上を回復できず

31日、日経平均、TOPIXともに売り先行で始まった。日経平均は25日移動平均線を下回って始まったことに加え、TOPIXは5日、25日、75日と3本の移動平均線を下回って始まると、両指数ともに下げ幅を縮める場面があったが、戻りが一服すると売り直され、日経平均は75日移動平均線まで下落する場面があった。一方、TOPIXが取引開始時の安値を割り込まずに下げ止まったことから午後の取引は下げ幅を縮めて始まったが、下げ幅を縮める場面ではTOPIX、日経平均ともに25日移動平均線が上値の抵抗となり、結局戻し切れずに終えた。日経平均は十字足、TOPIXは上ヒゲ陽線を形成しているが、TOPIXはすべての移動平均線を下回った。また7月の月足が確定し、日経平均は下ヒゲ陰線を形成、12ヵ月、24ヵ月移動平均線を下回ると同時に12ヵ月と24ヵ月移動平均線がデッドクロスして終えている。一方TOPIXは60ヵ月移動平均線上を維持したが、陰線のコマを形成して終えている。明日から8月相場入りとなるなか、両指数ともに60ヵ月移動平均線上を維持できるかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)