itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

29日、NYダウなど米主要株価指数が大幅安で終えていたことが売り材料となり、日経平均株価、TOPIXともに窓をあけて下落して始まった。日経平均株価はあっさり5日移動平均線を下回って始まるとそのまま下げ幅を広げる展開となった。また今月24日につけた取引時間中の直近安値を下回る場面があるなど下降基調の継続を示唆する値動きとなるなか、昨年10月の高値から同年12月の安値までの値幅の38.2%戻しの水準を下回ると一目均衡表（週足）の基準線に接近した。一方この水準で売り込む動きは見られず、わずかに下げ幅を縮め下ヒゲ陰線を形成して終えた。ただ、終値ベースの今月安値を更新している。一方TOPIXも今月24日の同安値を下回る場面があったが、終値ベースの安値は更新することなく下ヒゲ陰線を形成して終えた。TOPIXは終値ベースの今月安値を割り込まずに維持しているが、上向きの60ヵ月移動平均線を下回って終えており回復できるかが注目される。
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