itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

13日、NYダウの反発やナスダック総合指数の高値更新を好感して買い先行となるなか、日経平均株価は窓をあけて一気にすべての移動平均線を上回って始まった。取引開始時はオプションSQ値の算出日となるなか、強弱が対立して上げ幅を縮める場面があったが、下向きの25日移動平均線がサポートになって切り返すと、その後は上げ幅を広げる展開となった。また、TOPIXも大きく上昇して始まると、下向きの25日移動平均線に接近するところまで上昇する場面があった。ただ両指数ともに取引終了にかけては利益確定と見られる売り物に押されて伸び悩み、上ヒゲ陽線を形成して終えている。日経平均株価はすべての移動平均線を上回ったまま終えているものの、TOPIXは下向きの25日移動平均線と上向きの5日移動平均線に挟まれた格好で終えており、来週以降上下どちらの移動平均線をブレイクするかや、日経平均株価が3本すべての移動平均線上を維持できるかが注目される。
（インベストラスト会員向けコメントあり）