マーケットコメント


経済指標

2020-12-14

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14日、12月調査日銀短観、大企業製造業、非製造業ともに2四半期連続の改善

14日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が-10(前回-27)と、17ポイント改善した。マイナスは4四半期連続となったものの、2四半期連続の改善で、改善幅は2002年6月調査以来18年半ぶりの大きさとなっている。一方、同非製造業は同-5と前回の-12より7ポイント改善した。先行きの業況判断については、同製造業は-8で前回の-17から9ポイント改善する見通しとなっている。また、同非製造業は-6と前回の-11ポイントから6ポイント改善する見通しとなっている。ただ、12月調査の現状判断から1ポイント悪化している。2020年度のソフトウェア、研究開発を含む設備投資計画(除く土地投資額)については、大企業全産業で前年度比-1.3%と前回9月調査(同+1.6%)を下回った。想定為替レートについては、2020年度を1ドル106円79銭(上期107円03銭、下期106円55銭)と、実際のレート(104円前後)より円安水準に設定されており、通期の業績見通しやその後の為替変動による業績への影響が注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)