マーケットコメント


経済指標

2020-07-01

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1日、6月調査日銀短観、大企業製造業は2009年6月調査以来11年ぶりの低水準

1日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が-34(前回-8)と、2009年6月調査以来11年ぶりの低水準、悪化幅は過去2番目の大きさとなった。また、マイナスは2四半期連続、悪化は6四半期連続となっている。一方、同非製造業は同-17と前回の+8より25ポイント低下し、過去最大の悪化幅となっている。先行きの業況判断については、同製造業は-27で前回の-11からさらに悪化する見通しとなっている。また、同非製造業は-14と前回の-1ポイントから13ポイント悪化する見通しとなっている。2020年度のソフトウェア、研究開発を含む設備投資計画(除く土地投資額)については、大企業全産業で前年度比+3.8%と2019年度(同+3.5%)をわずかに上回った。想定為替レートについては、2020年度を1ドル107円87銭(上期107円88銭、下期107円86銭)と、実際のレート(107円台70銭台)に近い水準に設定しており、通期の業績見通しやその後の為替変動による業績への影響が注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)