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マーケット情報

2020-12-22

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22日、新型コロナウイルスの変異種への警戒で景気敏感株が売られ大幅安

22日、英国などで新型コロナウイルスの変異種の感染が拡大していることが嫌気され、東京市場にも売りが広がった。日経平均は小幅安で始まり、26,500円を割り込む場面があったが、一旦買い戻され100円程の下落で午前の取引を終えた。一方午後に入ると、戻りが鈍かったことに加え、他のアジア市場が下げ幅を広げたことが投資家心理の悪化につながると、景気敏感株が売られて下げ幅を広げ、日経平均は26,361円をつけるなど一時352円安となる場面があった。取引終了にかけて下げ渋ったが26,500円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がりしたことに加え、値下がり銘柄数が2,018となり、市場全体に占める割合が92%となった。なかでも下落率が大きかったのは、鉱業や海運、鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭など。一方下落率が小さかったのは、ゴム、精密機器、食料品、医薬品、輸送用機器などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、バルミューダ(マザーズ)が-12.80%、ファーマフーズ(東証2部)が-12.55%と下落が目立ったほか、富士フイルムHD、ソニーなどが安かった反面、値上がりは、日経ダブルインバース、SUMCO、ファーストリテイリングの3銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は26,436円39銭、-278円03銭、TOPIXの終値は1,761.12ポイント、-27.93ポイント。売買高は概算で10億72百万株、売買代金2兆0319億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)