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マーケット情報

2020-12-04

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4日、ワクチン供給への懸念が広がり日経平均は4日ぶりの反落、TOPIXは小幅続伸

4日、NY市場の取引終盤に、ファイザーが開発するワクチンの供給量が当初予定の半分程度になると伝わり、NYダウが上げ幅を縮めて終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は売り先行で始まり、しばらくもち合いが続いていたが、戻りの鈍さが嫌気されると、売り物に押される展開となった。また、26,646円をつけるなど一時163円安となる場面があった。一方午後に入ると、ドルの上昇や他のアジア市場が朝方の下落から下げ幅を縮めていたことに加え、菅首相が夕方の会見で追加の経済対策について言及すると伝わったことなどが買い戻しにつながり、下げ幅を縮めて終えた。TOPIXは小幅高で4日続伸となっている。そうしたなか業種別では、鉄鋼、繊維、海運、食料品、精密機器など18業種が値上り。一方値下がりは、空運、不動産、鉱業、情報・通信、電気・ガス、サービスなど15業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、モリテックスチルが+18.21%と上昇が目立ち、ブイキューブ、デンソーなども高かった反面、楽天の下落が目立ち、東京エレクトロン、エムスリーなどが安かった。日経平均株価の終値は26,751円24銭、-58円13銭、TOPIXの終値は1,775.25ポイント、+1.28ポイント。売買高は概算で11億47百万株、売買代金2兆3,367億円。 
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