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2020-09-17

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17日、ドル安が上値の重石となるもETF買いが下支え

17日、米8月小売売上高が予想を下回ったことや、金融政策を決めるFOMCで金融緩和の継続を改めて示したことからドルが下落し、7月下旬以来となる104円80銭をつけたことが嫌気され、東京市場は反落して始まった。日経平均は小幅安で始まったあと、売り一巡後に下げ幅を縮める場面があったが、為替市場でドル円が105円を挟んだ値動きとなっていたことから戻し切れずに午前の取引を終えた。また、昼休み中に日銀金融政策決定会合の結果、大規模緩和を維持すると伝わったものの、為替市場の反応はほとんど見られず、午後の取引開始時には午前の安値を下回り、27,272円をつけるなど一時203円安となる場面があった。ただ、下げ幅が広がったところでは日銀のETF買いへの期待もあって、下げ渋って終える結果となっている。そうしたなか業種別では、倉庫・運輸、繊維、海運、小売など10業種が値上りした反面、値下がりは、陸運、空運、非鉄金属、鉄鋼、輸送用機器、ゴム、その他製品など23業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、BASE(マザーズ)が+8.71%、アンジェス(同)+6.66%と上昇が目立ったほか、楽天、キーエンスなどが高かった反面、JR東日本、JR東海、サンバイオ(マザーズ)、レーザーテックなどが安かった。日経平均株価の終値は23,319円37銭、-156円16銭、TOPIXの終値は1,638.40ポイント、-5.95ポイント。売買高は概算で11億08百万株、売買代金2兆0,035億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)