マーケットコメント


マーケット情報

2020-08-27

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

27日、続落、米中対立への懸念とパウエルFRB議長の講演を控え終日軟調な値動き

27日、ナスダック総合やS&P500が過去最高値を更新するなど、米主要3指数がそろって上昇して終えていたものの、パウエルFRB議長の講演を日本時間の夜に控え、東京市場は日経平均が小幅高、TOPIXは小幅安とまちまちで取引が始まった。取引開始後、日経平均もマイナスに沈み、じわじわと下げ幅を広げる展開となるなか、南シナ海をめぐる米中対立による緊張の高まりから、地政学リスクに対する警戒も上値をおさえる要因となり、日経平均は23,177円をつけるなど一時113円安となる場面があった。ただ、午後に入ってからは、薄商いのなか様子見ムードが広がって売り込む動きは見られず、今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、ゴム、サービス、倉庫・運輸、精密機器、食料品の5業種が値上り。一方値下がりは、保険、鉱業、不動産、空運、陸運、銀行、海運など28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、テラスカイが+14.35%と上昇が目立ち、リクルートHD、ZHDなどが高かった反面、ティアンドエス(マザーズ)が-17.29%、ニューラルポケット(同)が-11.05%と下落が目立ち、レーザーテック、JR東日本などが安かった。日経平均株価の終値は23,208円86銭、-82円00銭、TOPIXの終値は1,615.89ポイント、-4.50ポイント。売買高は概算で9億23百万株、売買代金1兆7,234億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)